2014年12月24日

気ままに天体写真(9)

前回
「その他、星雲・星団の写真も撮影していますが、そちらは次回の投稿に回すことにします。
ここ鴻巣のような市街地では、街明かりで空が明るいため、星雲のような淡い天体を撮影することは難しいのですが、デジタルカメラと画像処理ソフトウェアの力を借りて、どこまで画像を引き出せるか試しています。
特に、以前にも紹介した DeepSkyStacker というソフトウェアを使って複数枚の写真を重ね合わせ、さらに Photoshop で画像処理する方法で良い結果を得ています。」
と書きましたので、まずはその写真を並べてみます。

●M27(こぎつね座の亜鈴状星雲)
M57とともに、夏の代表的な惑星状星雲です。
M27_FC76D+Reducer_60x6.jpg
撮影日時:2014年10月28日 18時07分〜18時11分(6枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+レデューサー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-800 30秒×6枚
撮影方法:レデューサー併用直焦点撮影
画像処理:DeepSkyStacker(6枚スタック)
 Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●M31(アンドロメダ大星雲)
最近は「アンドロメダ銀河」と呼ぶそうですが、私の中では昔から慣れ親しんできた「アンドロメダ大星雲」と言う名前の方がしっくりときます。
市街地でここまで画像を引き出せるのは、デジタルの威力です。
M31_FC76D+Reducer_60x6.jpg
撮影日時:2014年10月28日 19時48分〜19時56分(6枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+レデューサー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-800 60秒×6枚
撮影方法:レデューサー併用直焦点撮影
画像処理:DeepSkyStacker(6枚スタック)
 Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●M33(さんかく座の渦巻星雲)
M31とともに、秋の代表的な小宇宙です。
M33_FC76D+Reducer_60x6.jpg
撮影日時:2014年10月28日 20時20分〜20時27分(6枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+レデューサー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-800 60秒×6枚
撮影方法:レデューサー併用直焦点撮影
画像処理:DeepSkyStacker(6枚スタック)
 Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●M74(うお座の渦巻星雲)
風車のような形の渦巻型小宇宙です。
かなり小さいので、レデューサーよりエクステンダーで焦点距離を伸ばして撮影したほうが良かったようです。
M74_FC76D+Reducer_60x6.jpg
撮影日時:2014年10月28日 21時04分〜21時11分(6枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+レデューサー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-800 60秒×6枚
撮影方法:レデューサー併用直焦点撮影
画像処理:DeepSkyStacker(6枚スタック)
 Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●M45(プレアデス星団)
和名では「すばる」として有名な、おうし座にある星団です。
青白いガスに包まれている様子を、デジタル処理で引き出しました。
M45_FC76D+Reducer_60x6.jpg
撮影日時:2014年10月28日 21時16分〜21時23分(6枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+レデューサー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-800 60秒×6枚
撮影方法:レデューサー併用直焦点撮影
画像処理:DeepSkyStacker(6枚スタック)
 Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

ここまでが、DeepSkyStackerを使って画像を引き出した写真です。

11月になると冬型の快晴の日が増えて、透明度の高いきれいな星空に巡り合える日が多くなってきました。特に11月16日の夜はとても星空がきれいで、我が家のベランダから肉眼でもたくさんの星が見えたので、自作ポタ赤を引っ張り出して星野写真撮影を楽しみました。

●11月16日のプレアデス星団
DeepSkyStackerを使わなくても、Photoshopの画像処理だけで、星団を包む青白いガスの像を引き出すことができました。
20141116_M45.jpg
撮影日時:2014年11月16日 0時26分
撮影カメラ:ニコン D700 300mm F5.6 ISO-1600 30秒
撮影方法:自作ポータブル赤道儀にて自動ガイド撮影
画像処理:Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●11月16日のオリオン大星雲付近
有名なオリオン大星雲はもちろんのこと、三ツ星の左端にある「燃える木」や「馬頭星雲」と呼ばれている赤いガス星雲も写りました。
20141116_Orion.jpg
撮影日時:2014年11月16日 01時01分
撮影カメラ:ニコン D700 300mm F5.6 ISO-800 30秒
撮影方法:自作ポータブル赤道儀にて自動ガイド撮影
画像処理:Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

●11月16日の星空
ついでに、12月14日の「ふたご座流星群」の撮影に備えて、広角レンズで我が家から撮影できる写野を確認するための写真を撮影しました。
20141116_AllStar.jpg
撮影日時:2014年11月16日 01時14分
撮影カメラ:ニコン D700 17mm F4.5 ISO-800 30秒
撮影方法:自作ポータブル赤道儀にて自動ガイド撮影
画像処理:Photoshop(レベル調整、トーンカーブ調整)

ここで、星野以外の写真を一枚入れましょう。

●11月19日の太陽
前回、10月25日の太陽で捉えた肉眼黒点が、ぐるっと1周して戻ってきました。かなり小さくなりましたが、それでも標準サイズより大きな黒点として存在感を示していました。
20141119_FC-76D+CQ17x+Flattener.jpg
撮影日時:2014年11月19日 09時48分(4枚)
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×+フラットナー
撮影カメラ:ソニー NEX-5 ISO-200 1/3200秒
撮影方法:エクステンダー、フラットナー併用直焦点撮影
画像処理:Photoshop(モノクロ化、レベル調整、トーンカーブ調整)
     RegiStax(4枚スタック&ウェーブレット処理)

そして、いよいよ「ふたご座流星群」の日がやってきました。
予報では21時頃がピークと言うことでしたので、19時からインターバルタイマーを仕掛けておいたのですが、夕食後に確認してみると、仕掛けた枚数に到達することなく途中で終了していました。そこで仕方なく、また仕掛け直したのですが、また同じような状況でした。
ところが、再び仕掛け直した状態で、私が付ききりで肉眼による流星観測をしている間は、途中で止まることはありませんでした。しかし、休憩のため室内に引き上げて再びカメラのもとに戻ってみると、またしても撮影が終了していました。
結局、こんなことの繰り返しで疲れはて、翌日が仕事のためもあって、0時前に撤収しました。
後日、撮影画像を確認してみると、撤収前の23時頃に撮影した一連のショットの中に6個の流星像を捉えていましたので、この後から明け方にかけてたくさん流れたのではないかと悔まれます。

●12月14日の「ふたご座流星群」
6個の流星を捉えた一連の画像を、SiriusCompというフリーソフトで、比較明合成写真とタイムラプス動画を作成してみました。
Gem_meteor_2014-05-S.jpg
撮影日時:2014年12月14日 23時17分〜23時33分
撮影カメラ:ニコン D700 18mm F3.5 ISO-800
インターバルタイマー撮影:10秒間隔、30秒露出
画像処理:SiriusComp(比較明合成)
     Photoshop(モノクロ化、レベル調整、トーンカーブ調整)

動画は下記YouTubeサイトに投稿しました。


6個の流星を捉えたといっても微かに写っているものがあり、この写真から確実に確認できる流星像は3個程度だと思います。
なお、肉眼では3時間くらいの間に10個の流星を捉えましたが、我が家のベランダの視界を考えると、この地でも全天ではこの3倍以上は見ることができたのではないかと思います。
冬のふたご座流星群は寒さとの戦い、夏のペルセウス座流星群は蚊(虫刺され)との戦いとなりますが、たくさん飛んでくれると気分が高揚して、寒さや虫刺されのかゆみに耐えた苦労が報われる気がします。
posted by マサちゃん at 17:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月13日

2014年12月3日 乾通り秋の一般公開

天皇陛下の傘寿を祝って、春の桜に続き、秋の紅葉を愛でることのできる乾通りが、12月3日〜7日まで一般公開されました。そこで、初日の3日はちょうど仕事が休みなので、出かけてみることにしました。

春も大変な人出であったと聞いていたので覚悟はしていたのですが、快晴の行楽日和と重なって、東京駅からそれとわかる人(私と同年代のジジ・ババ)をたくさん見かけ、すでに駅の女子トイレには長蛇の列ができていました。

東京駅は、この写真のビル群の裏側あたりです。入口の坂下門は、東京駅からほぼ直線コースで10分程度で行けるのですが、当日はビル群の手前に見える松並木に沿った道を日比谷方向へ延々と迂回させられました。
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東京駅からここまでたどり着くのに約1時間、もうすぐ坂下門です。
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坂下門の手前のテントで、手荷物とボディーチェックがありました。
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いよいよ坂下門から入城です。
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門を抜けると道が広くなっていて、右奥に長和殿と呼ばれる宮殿が見えます。
正月の一般参賀はここで行われるようです。
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先に進むと宮内庁庁舎の立派な建物が、デンと構えています。
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このあたりから、通りの両側の紅葉を愛でながら先へ進みます。
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この道は、皇居の中心部へ続いているようです。
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紅葉はちょうど見ごろで、さすがに手入れが行き届いています。
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あちらこちらに警官が立っていて「写真は1枚撮ったら先へ進んでください。」と拡声器で呼びかけていますが、あまり効果は無いようでした。
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ここは、道灌濠です。
道灌濠の名は、もちろん江戸城を築城した太田道灌の名前から付けられたものです。
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乾濠の奥に見える橋は西桔橋(はねばし)で、濠の向こう側の東御苑に行くことができます。東御苑は常時一般公開されていて以前行ったことがあるので、今回は通常通ることのできない乾門を抜けることにしました。
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この木の奥の塀の中が、吹上御所となっているようです。
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綺麗に色付いた木々が、左右にまだ続きます。
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そして、出口の乾門に到着しました。
坂下門から約600mですが、写真を撮りながらゆっくり歩いて約1時間です。
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乾門を出たすぐ脇の紅葉は、一段ときれいでした。
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乾門を出たところは広くなっていて、大きな道路が横切っています。
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道路を渡ると、北の丸公園です。
こちらの紅葉も、皇居内に負けない美しさです。
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渓流もあり、東京のど真ん中とは思えません。
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当日の人出は約7万5千人であったと、その夜のニュースで知りました。
確かに人は多かったのですが、天候に恵まれたこともあって、皇居の紅葉を存分に楽しむことができました。
大自然の中の紅葉も晴らしいのですが、大都会の中に居てこの景色を楽しめるのですから、やはり東京(江戸)は凄いです。
posted by マサちゃん at 18:13| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ウォーキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする