2015年05月10日

気ままに天体写真(11)

前回より更新ペースを上げられると思っていたのですが、むしろ前以上にバタバタ状態が拡大してきてしまいました。これは個人的には良いことなので、もう少し時間に余裕のある生活を望むのは贅沢というものでしょう。
それでも、天候と時間的余裕のタイミングが合えば、天体写真撮影を楽しんでいます。まずは、撮り溜めていた木星の写真からご覧ください。

●2015年2月20日の木星
木星の観測好機を迎えて、FC-76Dで撮影したものです。
20150220223641_FC-76D_CX12.jpg
撮影日時:2015年2月20日 22時36分
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×
撮影カメラ:ソニー CX12(ビデオカメラ)
撮影方法:Or12.5mm コリメート撮影
画像処理:RegiStax(1000frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)

●2015年3月17日の木星
この日はシーイングも良好で、FC-76Dとμ-180で撮影しました。しかも、イベントが盛りだくさんで、以下の3点をアストロアーツに投稿しました。

▼ガニメデの影の大きさや形状の変化に注目してください。特に18時21分の写真では、影が木星本体をかすめるように投影されているため、楕円形になっています。
20150317_μ-180_NEX-5.jpg
撮影日時:2015年3月17日 18時21分、21時16分
撮影望遠鏡:タカハシ μ-180
撮影カメラ:ソニー NEX-5(HD動画撮影)
撮影方法:Or7mm 拡大投影撮影
画像処理:RegiStax(1000frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)

▼これは、イオが木星本体の影の中から現れる様子を捉えたもので、徐々に明るさを増しているのが分かります。途中で薄雲が通過したため、等間隔のタイミングで撮影できなかったことが悔やまれます。
大赤斑の動きで、木星の自転の速さもうかがい知ることができます。
20150317_IO食_μ-180_CX12.jpg
撮影日時:2015年3月17日 20時52分〜21時09分
撮影望遠鏡:タカハシ μ-180
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or18mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(1000frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)

▼シーイングが良かったため、FC-76Dでも良い画像が得られました。
ガニメデの影がちょうど本体の縁に来ていて、木星がかじられているような姿となりました。
20150317214054_FC-76D_CX12.jpg
撮影日時:2015年3月17日 21時41分
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or12.5mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(1000frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)

●2015年3月27日の木星
この日は17日よりさらにシーイングが良く、FC-76Dとしては今シーズンの木星のベストショットとなりました。
μ-180でも木星を撮影したかったのですが、我が家のベランダからの視界の関係で、鏡筒を交換して準備を含めると撮影不可能と判断し断念しました。
20150327_FC-76D_CX12.jpg
撮影日時:2015年3月27日 20時50分
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or12.5mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(1800frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)

3月27日にμ-180で木星を撮影する余裕がなかった大きな原因は、FC-76Dで木星の前に月を撮影してたためでした。しかも、シーイングが良かったので、月面を全面に亘ってエリアごとに動きを止めながらビデオ撮影を行いました。
そして、それぞれのエリアごとにRegiStax処理をした画像を作り、すべてのエリアの画像が揃ったところで、Photoshopにより全画像のマージ処理をして、巨大な月面写真を作ることにしました。いわゆるモザイク合成写真というやつです。

●2015年3月27日の月面(クリックで大きな画像が見られます)
上記の方法で作ったエリアごとの画像は全部で44枚となり、まさに1日がかりの作業となりました。そして出来上がった全体画像のサイズは、なんと 6000×9000 ピクセルとなりました。ただし、ここでは 2000×3000 ピクセルにダウンサイジングしました。
20150327_FC-76D_CX12_44mosaic_mini.jpg
撮影日時:2015年3月27日 18時50分〜
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or18mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(各300frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(マージ、トーンカーブ調整、リサイズ)

●2015年4月27日の月面(クリックで大きな画像が見られます)
この日は3月27日よりさらにシーイングが良く、上記と同様の方法で撮影することにしました。しかし、少し手を抜いて拡大率を下げて16枚のマージとし、仕上がりサイズは 3600×5000 ピクセルとなりました。ただし、ここでは 1800×2500 ピクセルにダウンサイジングしました。
20150427_FC-76D_CX12_16mosaic_mini.jpg
撮影日時:2015年4月27日 20時06分〜
撮影望遠鏡:タカハシ FC-76D+エクステンダーCQ1.7×
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or25mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(各300frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(マージ、トーンカーブ調整、リサイズ)

●2015年5月3日の土星
今シーズンの土星のファーストショットです。瞬間的なシーイングはまずまずでしたが、とにかく高度が低いので安定した気流が長続きしませんでした。それでも、出だしとしてはまずまずの写真が得られたと思います。
20150503_μ180_CX12_Or25.jpg
撮影日時:2015年5月3日 00時27分
撮影望遠鏡:タカハシ μ-180
撮影カメラ:ソニー CX12(HDビデオカメラ)
撮影方法:Or25mm コリメート法撮影
画像処理:RegiStax(1000frame スタック&ウェーブレット処理)
     Photoshop(レベル&トーンカーブ調整)


実は、4月27日の月面撮影では3月27日と同等の拡大画像も撮影しているのですが、丸1日つぶす覚悟ができないと処理することができませんので、現在保留状態となっています。また少し時間に余裕ができたら画像処理を実現したいと思っていますので、いずれこのブログでお目にかけることにしましょう。
posted by マサちゃん at 14:36| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする