2016年07月18日

気ままに天体写真(14)

今年こそは月1回程度のペースで更新しようと思っていたのですが、結局前回の投稿から半年も経ってしまいました。投稿ネタはいくらでもあったのですが、大忙しではないものの微妙に余裕がない毎日を送っています。
ということで、今回も自分に対しての言い訳で始まってしまいました。
天文界では、今年は2年2か月ぶりの火星接近ということで、楽しみにしていたのですが、なかなか天気のすぐれない日が多く、思うように写真を撮ることができませんでした。それでも、恒例の天文教室用の資料作りのために、余裕もないまま何とか数枚の写真を撮ることができました。

●6月2日の火星と土星
今年の火星は「さそり座」の近くに居て高度が低く、ただですら条件が悪いのに、なかなか良い気流状態にも巡り合えませんでした。その中でも、これが比較的よく撮れた写真なのです。火星と共に土星も近くに居て、いつも2天体をペアで撮影していました。
20160602_Mars&Saturn.jpg

●6月2日の夏の銀河(クリックして拡大画像が見られます。)
この日は透明度にも恵まれていたので、惑星写真撮影の後に天の川の撮影に挑戦しました。
あのIR改造カメラの威力を期待して撮影に臨んだのですが、予想以上に簡単に夏の銀河と赤い星雲を写すことができました。
M8_M16_M17_M20.jpg

気を良くして、東の空に昇ってきたばかりの「夏の大三角形」にもカメラを向けてみました。
これまた、「はくちょう座」を中心とした天の川を簡単に捉えることができました。
はくちょう_30mm.jpg

6月2日の成果から、今度は「いて座」辺りに多数存在する赤い星雲を、望遠鏡のレンズで撮影することにしました。しかし、その後は梅雨に入り、なかなか天気に恵まれませんでした。
7月になってようやく晴れたのですが、決して透明度は高くなく白けた空でしたが、この晴れ間を逃すまいと、星雲の撮影を決行しました。

●干潟星雲(M8)(クリックして拡大画像が見られます。)
夏の銀河にある代表的な赤い星雲です。これがこんな市街地で撮影できるなんて、昔は想像できませんでした。(そういえば、昔103aE なんていう特殊なモノクロフィルムが流行りましたね。)
M8.jpg

●三裂星雲(M20)(クリックして拡大画像が見られます。)
干潟星雲のすぐ上にある、これも夏の銀河にある代表的な赤い星雲です。星雲の上部に青い部分もあるのですが、これはさすがに薄っすらとしか写りませんでした。しかし、もっと透明度の良い日ならもう少しはっきりと写ってくれると思います。
M20.jpg

もちろんIR改造カメラとはいえ、市街地で撮影した画像では色々と画像処理を駆使しています。

●球状星団(M22)(クリックして拡大画像が見られます。)
これは赤い星雲ではありませんが、M8からそう遠くない位置にあるので、ついでに写してみました。
ご覧のとおり、全天の中でも屈指の大きく見事な球状星団です。
M22.jpg

6月2日の写真をご覧になって分かるように、夏の銀河にある代表的な赤い星雲はまだまだあります。
特に有名なのは「わし星雲(M16)」と「オメガ星雲(M17)」です。今日(7/18)は前日の天気予報とは違い、梅雨明けを思わせる快晴となってきました。しかし、残念ながら今夜は満月前の明るい月がこれらの星雲のすぐ近くに居るので、撮影は次回のチャンスまでお預けとなります。
撮影に成功したら、今度こそは速攻で投稿したいとは思うのですが、はたして…
posted by マサちゃん at 15:32| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする