2017年02月11日

銀塩写真との再会

2015年暮れの前橋大中古カメラ市で大きなダークバッグ入手したとき、心の中で銀塩フィルム現像を復活したいと考えていました。そして、それは2016年の目標ではあったのですが、なかなか撮影のタイミングがつかめず年を越してしまいました。
そんな折、仕事仲間で遅めの新年会を川越で行おうという企画が持ち上がり、モノクロ写真にはうってつけの被写体があると確信して、この機会にアナログ撮影を敢行することに決めました。

カメラは、今まで中古市で買いためてきた何台かのバルナックタイプのジャンクから、一番まともに動作している CANON UD を選択、レンズは CANON 50mm f1.8 という純正品コンビを使うことにしました。
CANON_UD.JPG

フィルムは、去年のCP+でイルフォードのブースでいただいた ORIENTAL SEAGULL 100 を使いました。
バルナック・マニアの方ならご存知のように、このタイプのカメラはフィルム装填にちょっとしたコツがいりますが、何とか装填を終え準備万端で出かけました。

新年会の宴会開始までの時間を、皆で小江戸川越散策。まずは、定番の喜多院へ向かいました。
快晴に恵まれて露出時間の選択に悩みましたが、昔の感覚を呼び覚ましながら撮影した一枚です。
(露出計を持っていましたが、結局最初のショット以外では使いませんでした。)
手前の木の幹や複雑に重なっている小枝の質感が、うまく再現できています。
20170204_川越-01.jpg

時間の関係もあり拝観料を払って中まで入ることはなく、五百羅漢も格子越しに撮影しました。
(実は、単なるケチという噂も…)
手前と奥でかなりの明暗差があり難しい条件でしたが、画像処理の手助けもあり、なんとかここまでまとめることができました。
20170204_川越-02.jpg

このショットは、強い日差しと影をどこまで捉えることができるか実験的に撮影したものです。
暗い屋根下の中の木組みと日の当たる手前の瓦を、いい感じで捉えることができました。
20170204_川越-03.jpg

喜多院を出て、そのまま蔵造りエリアまで歩きました。当日は土曜日ということもあって、かなりの人出でにぎわっていました。ここは思惑通りモノクロ写真にはうってつけの被写体が並んでいます。
20170204_川越-04.jpg

レトロな雰囲気の漂う店のワンショットですが、かなり露出不足でした。仕方なく画像処理の力を借りて仕上げてみましたが、暗い部分にザラザラ感が残ってしまいました。
20170204_川越-05.jpg

もっと「蔵造りの街並み」や修復を終えたばかりの「時の鐘」も撮影したがったのですが、20数枚撮影を終えたころ、ふとジャンクカメラを使っていることの不安が沸き上がり、フィルムの巻き上げ状態を確認したところ、うまく巻き上げらないことに気づきました。いつから巻き上げが不調になったのかわかりませんが、ここで撮影をあきらめてフィルムを巻き戻すことにしました。結局、無駄になった撮影ショットは5、6枚程度で済んだようです。原因は、やはりフィルム装填に関係しているかもしれません。

これらの画像は、現像したフィルムを Nikon COOLSCAN 4000 という本格的なフィルムスキャナでスキャンしたデジタルデータを、スキャナのソフトと Photoshop で加工しています。
ここで、フイルム現像についても触れることにしましょう。

フィルムの現像タンクや現像液などを入れるボトルは、「いつかはフィルム現像を再開するぞ。」と昔使っていたものを保管していたので、フィルム現像は現像薬品を揃えるだけでOKでした。
その現像薬品ですが、昔は近所の写真屋さんでも入手できたのですが、今はそんな写真屋さんはないのではないでしょうか。そこで、ヨドバシカメラのネットショップで購入することにしました。
現像薬のミクロファイン、停止薬の酢酸、定着液の富士フィックス、水滴防止剤のドライウェルと、昔使っていた薬品を検索することができました。というより、あまり選択肢はないようです。

薬品をすべて既定の調合で用意し、ダークバッグの中に撮影済みのフィルムと現像タンクを入れて、手探りでのフィルム巻取りも終えました。
後は約20度に温度管理した薬品で一連の現像作業を行いました。
現像タンクを開けてフイルムに何かが写っているのを確認するときの、ドキドキ感やワクワク感が蘇ってくるのを、ひしひしと感じました。「この感覚、懐かしぃー!」

この現像薬品で少なくとも10本程度は現像できるので、ここで終わらせるのはもったいないです。
昔から愛用していたカメラや中古市でゲットしたジャンクカメラなど、銀塩カメラはたくさんありますので、今年こそは銀塩復活を実行したいものです。ただし、さすがにブローニー版の場合はフィルムスキャナを持っていないので、デジタル化をカメラ屋さんに頼むか、引き伸ばし機を使った銀塩プリントを復活させるしかなさそうです。引き伸ばし機も保管してあるけれど、さあ、どうしましょう。
posted by マサちゃん at 15:41| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする