2011年02月13日

VAIO 生まれ変わる


昨年から、愛用の自作デスクトップPCが時々フリーズするようになりました。
思い切って大改造をしようと、ご無沙汰していたPC雑誌で最新情報を仕入れて、さっそく部品調達に出かけましたが、ちょうど最新のクワッドコアCPUが出たばかりで、狙っていた肝心のマザーボードが品薄となっていました。
これは、もう少し冷静に考えて出直せというお告げだろうと思い、不調の原因となっていたHDD交換だけを行うことにしました。交換だけといっても、システムからアプリケーションソフトまで全部入れ直すのは大変なので、HDDを丸ごとコピーするソフトも購入してHDD交換を無事(?)に終えました。

当初は、ン万円の予算で大改造を覚悟していましたが、結局1万円程度の出費で済みました。ところが、一度湧きあがった消費欲というものはなかなか消えないもので、余った予算で(余っているわけじゃないんだよね)、以前から考えていたVAIOノートの改造に手を染めたくなってきました。

このノートPCは、SONY VAIO VGN-TZ90Sという、非常に小型で薄いのが魅力的な機種でした。
SSD-01.JPG

購入からすでに4年くらい経っていると思いますが、当時からiPodと同じHDDを使用しているので、アクセス速度が非常に遅いという悪評がたっていました。
そして実際に使ってみたところ、まさにその通りで、アプリケーションソフトをインストールするたびに、その遅さはさらに際立ってきたのです。

その後、HDDの代わりにメモリーを使ったSSDというものが出始めましたが非常に高価でした。しかし、最近ではメモリー価格が急落してきたため、ようやく手の届く価格になっています。そこで、HDDをSSDに換装することにしたのです。

さて、ここから私がSSD換装を行った時の様子を延々と綴りますので、興味のない方はこの辺で読み終えてもらって構いません。

********* SSD換装 奮闘記 *********

【ご注意!】
VAIOの分解やSSD換装は自己責任で行ってください。失敗しても、誰も保証してくれません。


それではネット検索で、TZ90Sに適合するSSDの仕様や、換装手順の情報を仕入れましょう。ちなみに、私が一番参考になったのは、このページです。
もし、私のようにVAIOのSSD換装を手掛ける場合は、一度目を通すと良いと思います。したがって、VAIOの分解手順などは省きます。

(1)SSDの選択
まず、私のTZ90Sに使われているHDDの仕様を調べました。
 東芝タイプ 1.8インチ zif 8mm 80G

この情報を頼りに、Amazon.co.jpで同仕様のSSDを検索してみました。
いくつかヒットしたものの、ほとんど容量不足であったり品切れだったりで、入手可能な製品はたった一つだけでした。
 RunCore 128GB Pro-iv 1.8" 5mm PATA Zif SSD
 [indilinxコントローラ]+USBケース

しかも、在庫は1点のみ。
「うーん、あまり聞いたことのないメーカーだなあ・・・」
ちょっと心配だけれど、Amazon.co.jpで扱っていることを評価して購入することにしました。
パッケージを見るとほとんど英語ですが、どうやら中国製のようで、製品の販売は日本のサルテックという店でした。

パッケージの中身は次のとおりです。
・SSD本体(128GB)
・コントローラ基板
・フラットケーブル(SSDと基板をつなぐケーブル)
・USBケーブル
・ケース(USB仕様の外付けSSDとして使うためのもの)
・ドライバー、ねじ(ケース組み立て用)
使用説明書はありません。しいて言えば、フラットケーブルの取り付け方向を示す写真のコピーが、ケースに張り付けてあっただけです。
SSD-02.JPG

(2)SSDの準備
本来はSSDをケースに組み込んでから扱った方が安全ですが、入手した製品は、基板のUSB端子とケースの切り欠き位置が1mm程度ずれていたため、ケースに収めることは諦めました。(最終的には、SSDを取り出すことになりますので・・・)
SSD-03.JPG

SSDのケーブル端子にある黒いバーを起こし、フラットケーブルの先端を差し込みます。
説明書がないので、こんなことも手探りでつきとめました。
SSD-04.JPG

フラットケーブルがしっかりと差しこまれていることを確認して、黒いバーを倒します。
これでケーブルが固定されます。
SSD-05.JPG

コントローラ基板のケーブル端子にある黒いバーを起こし、フラットケーブルのもう一端を差し込みます。
SSD-06.JPG

フラットケーブルがしっかりと差しこまれていることを確認して、黒いバーを倒します。
これでケーブルが固定されます。
SSD-07.JPG

付属のUSBケーブルで、コントローラ基板のUSB端子とPCのUSB端子を接続します。
このUSBケーブルにはPC側の端子が2つ付いているのですが、メインと思われる端子のみを接続しました。(何しろ説明書が無いので・・・)
SSD-08.JPG

USB接続後、Windowsの管理ソフトでSSDが認識されていることを確認したら、いよいよHDDのコピーに移るのですが、私の場合は途中でSSDが認識されなくなり、コピー中にエラーとなるトラブルに巻き込まれました。

原因は、フラットケーブルの接触不良であることが判明し、ご覧のようにプラスティック製のクリップで接続端子を押さえる、という荒業でトラブルを乗り越えました。
SSD-09.JPG

(3)HDDのコピー
いよいよHDDの内容を、SSDにコピーする段階になりました。

サルテックのホームページでは、コピーソフトのダウンロード先と手順を示したビデオを掲載していますが、私は前述のデスクトップPCのHDD交換時に購入した、ライフボートの「コピーワークス12」というソフトを使いました。
こちらの手順は説明書がありますので詳細は割愛しますが、約64GBのデータ容量をコピーするのに2時間ほどかかりました。
SSD-10.JPG

(4)SSDの換装
いよいよ換装ですが、そのためにはVAIOを分解する必要があります。

分解手順についての詳細は、先に紹介したページに譲りますが、隠しねじがあることと、ヒンジ部分のカバーを外す必要があることにご注意ください。
SSD-11.JPG

すべてのねじを外してキーボード面を分離するときは、決して無理な力を加えないことが重要です。慎重に作業してください。
SSD-12.JPG

SSDと交換するHDDは、ここに取り付けられています。
SSD-13.JPG

取り付け金具のねじを外し、HDDのフラットケーブル・コネクタを開放して、HDDを取り出します。このとき、HDDの四隅にはめてあるゴムパッキンを外しておきましょう。
SSD-14.JPG

HDDのコピーを終えたSSDもフラットケーブルを外して、HDDが接続されていたPCのフラットケーブルに取り付けます。そして、HDDより外したゴムパッキンを四隅にはめてください。
SSD-15.JPG

フラットケーブルの接続を確認してから、取り付け金具でSSDをしっかりと固定します。
SSD-16.JPG

以上でSSDの換装は終了です。
後は慎重にPCを組み立て直してください。この時も無理な力を加えないように、細心の注意を払ってください。
組み立て後は、必ず合わせ面に隙間ができていないか確認してください。正常に組みあがっている状態では、文面では説明できませんが、独特のしっくり感があります。
何かしら違和感があるときは、もう一度じっくりと見まわしてください。

さて、換装後のVAIOですが、電源投入からWindowsが完全に立ち上がるまで、5分以上かかっていたのが、2分程度と大きく改善されました。
また、表示データ量の大きいプラネタリウム・ソフトや地図ソフトが、見違えるほどサクサク動くようになり、期待以上の結果となりました。
つまり、CPU本来の性能を引き出せたと言って良いと思います。

いやー、ちょっとした冒険でしたが、「やってよかった。」というのが、今回の偽りのない感想です。
ところで、このVAIOがどんな使い方をされているのか、そして、SSDに換装したことのメリットがいかに大きいか、などについては、次回の掲載で披露したいと思います。

長文にお付き合いいただいた方々、お疲れさまでした。

posted by マサちゃん at 00:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でした

とに角ノートPCの場合、
PCの分解・組み立てが一番厄介ですね

特にSONY製は結構独自な構造が多いので
厄介な方だと思います。


Posted by hiro at 2011年02月19日 23:20
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