あの大震災後、スーパーに行ってみると、閉店されていて何も買えませんでしたが、それは皆さまも同じ経験をされたことと思います。
私も、ちょうど日本酒を切らせていたので、前回の「日本酒大好き(1)」で紹介した酒屋へ、被害状況も気になって行ってみましが、案の定、閉まっていました。
仕方なく帰路に就いたのですが、我が家から一番近い酒屋が開いていることに気付き、立ち寄ってみました。店に入ると、ぷ〜んとアルコールの匂いが立ち込めていて、商品棚がガランと空いていました。
店のオバちゃんの話では、ようやく店の中の掃除が終わったところだということでした。そして、商品棚に残っているのは紙パックの酒だけでした。そこで、その中の一つを買って帰りました(それでも酒を呑みたいのか!)。箱酒にしては約\1,600と、やや高かったのですが、これが意外にウマかったのです。名前は忘れてしまいましたが、スーパーではあまり見かけない、新潟の本醸造酒だったと記憶しています。(期待していなかったので、写真も撮っていませんでした。)
その酒もなくなり次の酒を買ったのは、少し遠いため普段はあまり行かないスーパーで、再開しているというウワサを聞いて出かけたときのことです。
この店の酒類売り場では、余震対策として、一升瓶を棚に寝かせて置いてありました。いつものように「純米酒」をキーワードに選んでいると、他のスーパーでは見かけなかった「福正宗」の名前と、\1,280(だったかな?)という価格に惹かれ、これを買うことにしました。
さて、呑んでみての評価ですが、可もなし不可もなし、値段相応というところでしょうか。
●福正宗 純米 百年水仕込み「宴」

比較的メジャーな酒造会社だと思ったので、購入した酒をネットで調べて福光屋のホームページを開いてみましたが、そこには何故か同商品が掲載されていませんでした。おそらく、スーパー向けに量産して出荷しいる製品なのかもしれませんね。
ホームページを見る限りでは、なかなか良さそうな酒があるのに、購入した酒は残念ながら地酒として推奨できるレベルではなさそうです。(この値段で比較するな! と言われそうですが・・・)
ようやく、スーパーをはじめ近隣のお店が再開し始めたので、いつもの地酒を扱う酒屋を久々にたずねました。なじみの店主が出てきましたが、やはり冴えない顔です。さっそく状況を尋ねると、「大変だったよ、酒の匂いが立ち込め、ガラスの破片が散らばっていて、片付けもなかなか進まなかった。」ということでした。
今回は、初めから買う酒を決めていました。それは、日ごろから気に入っていた宮城県の「萩の鶴」という酒です。つまり、大震災で被害を受けていたら、しばらく呑めないのではないか、と感じたからです。
普段、良く買っているのは、\2,500くらいの純米酒ですが、今回は約\3,000の高級酒です。
評価ですが、今回の酒は僅かにエグミのようなものが感じられます。ウマイの評価は変わりませんが、私的には、いつもの純米酒の方が良いと思います。
●萩の鶴 しぼりたて 極上純米生原酒

宮城県栗原市の比較的小さな酒蔵と聞いていますが、栗原市は福島原発の避難民の受け入れ地になっていたので、大きな震災被害は無いものと思っていました。しかし、先日の大きな余震では最大の、震度6強という大きな揺れに襲われたようで、酒蔵が無事であったのか心配です。
そういえば、YoshiさんのX100は無事に戻ってきたのでしょうか、確か宮城県栗原市へ送られているということでしたね。偶然にも同じ地名が出てきたので、こちらも気になってしまいました。
もう、まわりでは桜が満開という情報が飛び交っています。今日は雨模様だったのですが、明日は晴れそうなので、桜の写真を撮りに出かけることにします。良い写真が撮れたら(良くなくても?)投稿しますので、また立ち寄ってください。
posted by マサちゃん at 17:47|
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